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フォイの雑記。

関東芸人と関西芸人どちらがおもしろいのか

少し前ですが、2014年12月1日から大阪よしもとの劇場「5upよしもと」が「よしもと漫才劇場」に変わりました。劇場自体の場所は変わりませんが、体制が大きく変わりました。私が思うにはアイドル芸人を養成する劇場から、「漫才」という芸を磨く劇場へと変わりました。

この記事ではよしもとの劇場から感じる関東芸人と関西芸人の違いを書きます。よしもとの若手芸人についてのみ書くので悪しからず。

芸に対する思い入れ

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よく関西の芸人は芸に対して誇りを持っていると言います。

皆さんも知っての通り関西は笑いが文化として深く根付いています。関西のテレビ局はそれぞれ漫才やお笑いの大会を持っています。フジテレビがTHEMANZAIを持っているのと同じです。

そこで優勝すれば、晴れて師匠たちに一人前と認められ、なんばグランド花月などの大きい舞台に出れたりテレビに出れたりする。そういうルートがしっかり定められています。

なので芸に対して思い入れがあるんですね。

 よしもとの劇場のシステムの違い

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それがよしもと漫才劇場にも色濃く反映されています。

5upよしもと時代のピラミッド型システム廃止!お客さん投票廃止!イベント行事廃止!

結果めちゃくちゃ格式高そうな、正月のお笑い番組のような劇場が出来上がりました。

一方東のヨシモト∞ホールは若い女の子がキャーキャー言わせるためと言っても過言ではない。

テレビでも活躍する華のあるメンバーだし、お客さんとの距離が近いし、応援すればするだけ反映されるピラミッド型システムです。

一番の違いは企画に力を入れている。バラエティ番組で見かけるゲームコーナーや大喜利、トークまで様々あります。

ネタと企画の時間配分1:1です。ここがわかりやすいちがいです。

関西芸人と関東芸人はどちらがおもしろいか

関東と関西、大きい括りでどちらがおもしろいか考えるのは難しいです。関西でおもしろい芸人は東京に進出しますからごっちゃになってしまいます。
 
よしもとの若手に限っては比較すると、
私は上に書いたような理由からネタは大阪よしもと芸人、トークや平場は東京よしもとの方が面白いと思います。
 
当たり前のことですが、ネタをする機会が与えられればネタに磨きがかかります。トークをする機会が多いなら、しゃべりが達者になります。若手からテレビに出ていたらテレビに慣れて立ち振る舞いを学びます。劇場に出続けているなら劇場の空気が手に取るようにわかるようになります。
 
所属している事務所の方針が合わないときは拠点を移せばよい。現によしもと漫才劇場になったタイミングで多くの大阪吉本芸人が拠点を移しました。
 
場所で面白さを決められない時代になった。こういう結論です。
 
読んでいただきありがとうございました。