幼少期に母親からのトラウマ発言を吐き出す
こんばんは。
フォイです。
急に小さい頃のトラウマを思い出したので吐き出したいと思います。
「この子には小脳がありません」
多分5歳くらいの話。僕は3人兄弟の真ん中。全員男。
当時は兄と僕で、末っ子(仮名:太郎)にちょっかいを出していました。
太郎はよく怒るので、それを面白がっていじめていたことを覚えています。
いじめていると母親は「やめなさい。弱いものいじめするな!」とよく私たちを叱りました。
ある日、太郎が幼稚園の遊具に頭をぶつけました。本人はけろっとしていましたが、
心配性の母親は大きな病院に行き、レントゲン検査を受けさせました。
検査を終えたあと、医者から衝撃の一言。
「この子には、小脳がありません。」
先に結論から書きますと、実はその医者が全く別の患者、90歳のおじいちゃんのレントゲンと取り違えて説明していたことがわかりました。
太郎の脳は全く異常はなく、現在社会人としてバリバリ働いています。
ですが、当時の母親の衝撃は計り知れないものでしょう。小脳は運動を司る部分なので医者からの「この子、よく転びませんか?」などと質問されたそうです。思い当たる節もあったそうで、グサグサ刺さります。今後の方針を話合うために今度は父親を連れてくるようにと言われ、その日は帰されました。
母からのトラウマ発言
憔悴した母親と状況を理解していない太郎が家に帰ってきました。
僕らは何も知らないので、いつものように太郎にちょっかいをかけようとすると、母がそれを制止し、和室に連れて行きます。
和室に行って座布団に座らされました。電気のついていない薄暗い部屋で変えたばっかりの畳のムッとする匂いとヒヤッとした座布団の感触を覚えています。
そして、僕と兄の前に医者から貰った資料や写真をザッと投げて一言
「あんたらがいじめるから太郎の小脳なくなった!!」
小脳が何かもわかりませんが、母親の顔と和室に座らされているという状況から
何かとんでもないことをしてしまったのだと感じました。
その後話がどう続けられたのか、父親が何と言っていたのか、病院の関係者が謝りに来たとか、兄がどういう反応であったかとかは全く覚えていません。とにかく、あの空間とあの顔とあの発言だけを覚えて今も脳裏に入っています。
その後、弟をいじめるもなかったので結果オーライ?なのかな。今なら気が動転していたことを理解できますが、めっちゃ怖かった。
トラウマを調べてみる
漫画「ワンピース」の一話では、幼いルフィ(主人公)をシャンクス(兄貴的な人)が庇い、腕を大きな魚に食べられてしまいます。それを読んだ時めっちゃ怖かったのも思い出します。一瞬脳がなくなる発言から体の一部がなくなることに恐怖を覚えるようになったのか?と思いますが、違いますね。みんな怖い笑
ネットで調べたところによると、トラウマの語源はギリシャ語でもともとは傷という意味で心理的なという意味は入っていなかったそうな。英語の「trauma」は心理的な外傷と物理的な外傷どちらにも使われる言葉だそうで、フロイトが心理的な外傷という意味でのトラウマを発見し、日本に入ってきて現在のような使われ方をしているということになります。
「トラウマ 幼い頃」で検索してみると結構みんな「トラウマ」を持ってる。ある日人はばあちゃん家の壁が人の顔みたいで怖かったとか、ゲームの登場の敵キャラが怖かったとか、恐怖体験アンビリバボーという番組をザッピングしている間に見てしまったとか。
まるで、小さい頃好きなアニメは?と質問された時のように話しているように見える。もし飲み会でそんな話になったらこの話してもいいんかな?笑ってくれるんかな。
引かれたら嫌なので、このブログまでで止めておきます。