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フォイの雑記。

「スノッブ」という言葉が流行りそうだぁ

こんにちは。

 

 「マチネの終わりに」という本を読みました。

ものすごい評価の高い本だそうで、友人から勧められ読んでみました。

読むのにめちゃくちゃ時間かかりましたけど、よかった。。

 

この本は物語も素敵なんですが、使っている言葉に一つ一つに著者のこだわりを感じました。手垢ベタベタ表現ではなく、ちょっと難しい言葉で表現されています。

 

語彙力皆無人間の僕は辞書引きながら読みました。

マチネの終わりに

マチネの終わりに

 

 

本題はここから。

スノッブ」という言葉を知りました。

スノッブ(snob)

 
紳士・教養人を気どる俗物。えせ紳士。スノブ。

 

これを知った時の感想は

この世の中「スノッブ」ばっかやん!!

 

ワイン、ウイスキークラシック音楽、ジャズ音楽、絵画、彫刻、演劇などなど

こっちが全く興味ないのに斜め上を向きながら雰囲気作って喋るやつスノッブ認定してもいいでしょうか。

読んでいる人の周りにも思い当たる人いませんか?

 

Twitterでは教養人に対してカウンターを入れるツイートがバズる時がもあります。

ということは、みんなスノッブにイライラしているわけです。

鼻につくやつにに対して「スノッブか!」という短くかつ的確なツッコミを入れられたら胸のすく気持ちになるでしょうね。

「鼻につく」と表現しましたが、あのモヤモヤが言語化されてスッキリしました。

 

もうちょっと詳しい解説を貼っておきます。

俗物」と訳され,普通気どり屋,時流を追う者,知ったかぶりをする者などを意味するが,完全に定義しえない。少くとも自分を大衆よりはすぐれていると感じ,その優越感を絆 (きずな) に同類の人間だけでグループを結成し,また結成しようと欲する人物といえる。 snobという語は 18世紀後半のイギリスの隠語であるが,このような精神態度 (スノビズムという) をもつ人間は社会現象としてどの時代,どの社会にも見出される。特に 19世紀以後社交場や上流階級に現れ,文学作品においても W. M.サッカレーや M.プルーストにより描写されている。スノッブはまた時代の流行,趣味を大衆に先立って形成する者ともなる。マルクス主義者がこの言葉を使う場合,通俗性を求めて原理を歪曲する者,またブルジョアプチブルジョアをいう。

 

歴史的な背景を考え出すと、気軽に使えなくなってしまいそうですね、、。

マルクス主義とか大学の講義ぶりに聞いた。

 

ここで書かれているように、スノッブはどの時代にも現れる集団だそうなので、今の時代にも沢山いるということは言えそうです。

それにしても、大衆より優れていると感じている人のことを「俗物」と訳すというのは、面白いですね。返し技一本!という感じ。

 

スノッブ」いい言葉やな〜と思ってたんですけど一点問題が ↓ 。

 

A「日本のジャズ文化は90年代で止まっているんだよなぁ。もっと国民が教養つけて、行かないといい音楽が生まれないよ、この国は。」

B「お前スノッブやな〜」

A「え?スノッブってなに?」

B「スノッブっていうのはお前みたいに教養人を気取る人のこと。」

A「・・・」

B「元々、18世紀のイギリスで生まれた言葉で、スノッブな態度のことをスノビズムって言ったりする。歴史を振り返るとスノビズムは社会現象としてどの時代にも見てとれるけど(云々カンヌン)」

A「いや、Bもスノッブという言葉の意味を知っているという教養をひけらかしてない?Bもスノッブやん」

B「・・」

 

問題というのは、Bのようにスノッブカウンターを食らうということ。これは恥ずかしいですね。そもそも気持ちよく話している人の邪魔をしてもいいことないので、使い方難しいですね。僕はやめておきます。AとBはこの後どう会話を続けたのでしょうか。

 

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ここまで読んでいただいてありがとうございます。