感想力を読書メーターで鍛える
こんばんは。
「感想力」とは、感想を求められた時にわかりやすく、本質を突いており、時にはユニークな言葉で、端的に述べる力です。僕が勝手に考えました。
僕は他人から「あの映画面白いよ!」って作品オススメされた時は、
絶対に見るようにしているんですが、なかなか上手く伝えられない。
オススメした人の御眼鏡にかなう感想を言いたいんですが、自分という如何しようも
無いフィルターを通して表現するとどこか安っぽく聞こえてしまう。
映画でも小説でもアニメでもyoutuberでも感想をスマートに伝えるには、
どうしたらいいんやろか。
読んでいる人の中には「感想なんて何だっていいんじゃない?」と思う人も
いるんでしょうが、素敵な感想を言えれば色々メリットがあると思います。
例えば、僕は仕事で医者と接する機会が多いんですが、
教授や部長クラスの医者は必ず人生の礎を築いた作品がある、と感じています。
また偉い人は大体芸術などの高尚なものが好きなので、そこをくすぐれば気に入られる可能性が高いです(こんなことを考えているから薄っぺらいんでしょうね)。
そんな中始めたのは読書メーターというアプリです。
「読書家」たちが感想を300字くらいで載せるSNS。
コメントやいいねといった機能はありますが、到ってシンプルなアプリだと思います。前々からダウンロードはしていて、評判知るために使っていたんですが、
感想力をつけるためには実践やなってことで書き始めました。
「小説家の独特かつ的確な比喩表現や、隠喩を使ってみたいけど
自分で書くとなんか白々しい!!消そう、、」とか
「そもそもこの解釈で合ってんのかな。
恋愛の経験値がなさすぎて大人の恋愛なんかわかんねえ!!」とか
悪戦苦闘しているうちに気づいたことがあります。
感想が習慣化されると、読みながら感想を組み立テルようになり、読解力が上がる。
だらだらと読むのと、感想を書こう(しかも不特定多数に見られる場所で)という
目的の元、読むのでは読解力に差が出るのかもしれません。
読みにくいと感じる場合も、なぜ読み難いのか感想を書くために原因までを考え、
原因を考えているうちに対策もわかってくる。
読解力が上がると、ここは感想で表現しやすい部分とし辛い部分がわかってきます。
例えば、長年すれ違ってきた恋愛は全体に対する感想を書くと「20年間培ってきた思いが交差する」みたいな、よくある映画の宣伝みたいになってしまう。
だからすれ違ってきた原因のみに限定して、他の作品と比べたりする事で第三者が読んでも理解しやすくなる、みたいな。
小並感(小学生並の感想)というネットスラングがあります。
SNS上での映画を見たら必ず感想を呟くくせに「◯◯で面白かった(小並感)」と自虐で締めくくる人や「自分の語彙力がなさすぎて、辛いー」とか「140字では書ききれないー」とか呟いている人を見ると、読書メーター進めたくなります。
以上です。