ドラクエみたいに成長の定義はっきりしていたら楽だった
こんにちは。
私はよく「ドラクエみたいに成長の定義がわかりやすかったらがんばれるのに…」と思います.
くそみたいなキャラクターでも,経験値を積めばレベルは上がっていきます.
しかし現実は違う.
レベルと年齢は違います.高校生の時にはできていた側転ができなかったり,英単語の意味を忘れたり….
「HP」も「ちから」も「すばやさ」も「かしこさ」も何にも上がってない!
これで成長しているといえるのか?
よくわからなくなります.
そもそも成長とは何なのかわかりません.
目の前の仕事を打ち込んで,経験を積んで,同期の誰より早く出世しても「あいつは何か大事なものを忘れちまったな….仕事だけが人生じゃないのに」と言われるのがオチです.
そんな私は最近研修で「ジョハリの窓式」成長の定義を知りました.
後で調べてみると結構有名なものらしいです.
ジョハリの窓というのは見たことがある人も多いと思いますが,こういうやつです.
まあ簡単に言えば,Ⅰの解放の窓の部分を広げようという話ですね.
若干,内向きな考え方だなあと思うところもありますが,要は自分を知り,知ってもらうということなのでわかりやすいですね.
でも,他人がわかっているかどうかなんてどうやって確認するのでしょうかね.
「俺ってこういうところあるじゃん?」と質問しても,適当に合わせるだけなんじゃないのでしょうか.
他人とひとくくりにしていますが,親友と初対面の人では私像が違うのではないのでしょうか?どこを基準にしてよいのかよくわからない.
結局よくわかんねーじゃん!
と思いましたが考え直してみると,ドラクエみたくレベルがなくて良かったと思うようになりました.
たぶんそっちのほうが生きづらい.
例えば中学の同窓会.
「久しぶりー.ところでお前今何レベル?」
「…9かな.」
「え?マジで?中学のころからまったくレベル上がってないってこと?」
「…いろいろあったんだよ」
「それにしてもやばいでしょ.じゃあまだルーラ使えないってこと?めっちゃ不便じゃん」
「そういうお前はなんレベルなんだよ」
「20レベルかな.最近イオラ覚えたから経験値ためるの超楽だわぁー.」
「……帰るわ」
はっきりしていない世の中の方が私には合ってます.
おしまい。