面白くなれます系のhowto本を読んで気付いたこと
how to本大好きな私。
そんな私が本屋をうろついて気づいたこと。
「オチをつけるために7つのこと」とか「ウケるトーク術」とか「すべらない技術」とかおもしろトーク術を学ぶための本が多い!(タイトルはテキトーです)
本の前書きによればお笑いが日常に浸透した現代ではおもしろくなければモテないし出世もできないとのこと。
あながち間違っていないと私も思います。
ですが、私はこういう本は全く役に立たないと思っています。
そんなことよりも、芸人さんとか身近にいる面白い人の真似をするほうが確実だと思います。
とりあえず、役に立たない理由を3つを書きます。
1、活字で面白い話を伝えるのと口で面白い話するのは全く違うから。
面白くなるためのhowto本ではお笑いの理論にページが割かれています。
持ってる人は確認してみてください。フリとかオチとか話の構成などに言及しているものがほとんどです。
でも思い出してください。おもしろい人の話って、そういう理論とかも大事だと思うんですが、それだけじゃないですよね。むしろそれ以外の方が大きい。
声の強弱、表現の仕方、面白い顔、話すテンポとか大事な要素はいろいろあります。
こういう本にはそれが抜けている。
本という媒体では話すときの技術を伝えることが出来ないので、理論の話中心になるのは仕方ないのかもしれません。
ですが、理論でガチガチに固めた話を日常会話に持ち込んだときにどうなるか想像するとそんなこと言ってられません。
おそらく受け手は笑いを強制されるような気持ちになるのではないでしょうか。
理論に沿ってしっかりボケてくるので、笑ってあげないと絶対にスベった空気になる→だから受け手笑わないといけない。
役にたたないどころか、悪化させてしまう危険だってあるんです。
言い過ぎかもしれませんが、本を読んで面白くなるのは無理があるような気がします。
2、聞き手のことを考えていないから
自分がどう話すかについてばかり考えていて、聞き手がどういう人なのか考慮にいれていないのも欠点です。
例えば合コンで、上に書いたようなフリやオチなどの理論を駆使した話をしても、「そんなことよりもみんなで話したりゲームしたいのに、、」という空気が流れるだけです。
でも年配の人と話している際にはよいかもしれませんね。オチのわかりやすさは大切です。さらに自虐とか、家族の話ならバッチリでしょう。
臨機応変に話を選ぶことも大切です。
これも経験がものを言うスキルだと思いますが、著者の経験、例えば天然の友達の話は彼女にはウケたが親に喋ったらその友達大丈夫って心配されたなど、書いてくれたら参考になると思います。